算数の文章問題が苦手という子はとても多い。
そうなると国語力がないとか、解き方が分かっていないなんてことになりやすい。(自分の思い込み?)
これは不思議に思います。
まず国語力がないと言うことについては、学校でしている算数の文章問題が理解できないという生徒はいったいどれくらいいるのでしょうか?
国語で扱う文章と比較すると圧倒的に易しいと思うのですが…
おそらく国語力ということはどちらかというとレアケースだと思うのです。
それでは、解き方が分かっていないと言うことについては、解き方が分かると言うことはどういうことなのかと言うことが難しいです。
公式を覚えれば解決するのか、その類のことを暗記すれば解決するのか…どうなんでしょう。
教えてて思うのは、子どもたちからするとこの解き方というのは、字面からどうするのか判断する力のように見えます。
例えば、「合わせると」と言う言葉があると「たし算」、「7人で分けると」と言う言葉があると割り算…なんて言った感じに見えます。
生徒の質問からするとこんな感じっぽい気がします。(上位にいそうな子は別ですけど)
何算?って質問してくる子もいるし、何算を使えば良いか真剣に考えている子もいます。
結局何算を使うべきかを考えて行っても、やり方を覚えていってもできるようにはならないと思うのです。
そんな子が不足しているのは文章から何が起こっているのか想像する力であって、国語力や解き方なんてもんじゃないんじゃないかな。
算数では式をたて答えを出しますが(テストには式・答えとなっているので)、式っていらんと思うのです。
絵を描いて数える…これが算数のいちばんの基本!
数学史なんかは全く知りませんが、きっと算数は個数を数字で表すところからはじまり、ものを数えるようになり、数えるばかりじゃ大変だから計算をしてみようとなったはずなのです。多分
突然かけ算ができたり足し算が生まれたなんてことはありえません。
考えてみると物を数えるという過程が意外とない気がします。
格好良くもないし、時間もかかりますがもっと算数の文章題を解く際、絵を描いて数えゆっくり数えても良いと思います。
そんなに急いで式を立てなくてもいいと思うのですが…
どうなんでしょう。
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